見渡す限り田園が広がる緑豊かな庄内平野で米づくりを行っています。
斎藤農場の米作りの1年をご覧ください。
まずはお米の種子となる「種籾(たねもみ)」を選別します。
ずっしりと実の詰まった重い種籾を選びます。
眠っていた種籾をたっぷりの水に浸し、ゆっくりと目を覚ましていきます。
機械を使って苗箱に種まき作業を行います。
できた苗箱を育苗ハウスへ敷き詰め、温度・湿度調整を念入りに行い稲苗を育てます。
しばらくすると発芽し、ビニールハウスは一面緑のじゅうたんになります。


冬を越して固くなった土を耕し、酸素をたっぷり吸わせ、有機質の肥料を与えます。
山からの雪解け水を入れ、ゆっくりと泥をかき混ぜる「代かき」を行います。
温室で育苗された稲の子どもたちを、田植え機で植えていきます。
こまめな水管理をおこない、風や寒さから苗を守ります。


水管理の効果を高めるために、苗の間に機械で溝をつける作業を行います。


子供だった苗は成長すると「分けつ」し、根もとから分かれて茎の数を増やしていきます。
最初1本だった苗が、4〜5本に増えていきます。
夏が本番になるにつれて雑草も増えてきますが、
特別栽培米については除草剤を使わずに、草刈り機で草を刈ります。


茎の中から稲穂が顔を出し始めると、小さな花を咲かせます。
花が咲いている時間は賞味2時間ほど。
その短い時間の間で受粉し、籾(もみ)ができあがります。
籾の中に栄養が蓄えられ、成熟していきます。


稲穂が黄金色に輝きはじめ、頭を垂れさがってきた頃が収穫の合図です。
コンバインで刈り取った稲は、機械の中で「脱穀(だっこく)」が行われ、籾だけが袋に入っていきます。


籾をゆっくりと乾燥機にかけ、最適な水分まで減らしていきます。
乾燥した籾を籾摺り(もみすり)機にかけ、籾の殻をむき、玄米にします。
籾すり時の選別も大粒で品質が良いものだけを通しています。
出来上がった玄米を、石抜き機械・小米取り機械・色彩選別機械などのふるいに掛け、
丁寧に仕上げをしていきます。

精米を行い、お客様へお届け致します!